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投稿日: 2025.02.08
カテゴリ: 修理ツール
スマホ修理の現場では、単にパーツを交換するだけでは対応しきれないケースが増えています。特にiPhoneをはじめとする最新機種では、ディスプレイやバッテリー、Face ID、True Tone機能などが本体と紐付けられているため、単純な交換だけでは正常に機能しないことがあります
そんな時に役立つのがI2Cプログラマーというツールです。弊社でもこの機器を導入しており、より高度な修理に対応可能となっています。この記事では、I2Cプログラマーがどんな機能を持ち、スマホ修理にどのように役立つのかを詳しく紹介します
I2Cプログラマーは、スマホのパーツ(ディスプレイやバッテリーなど)に組み込まれているEEPROMデータを書き換えたり、バックアップを取ることができる修理ツールです
最新のスマホは、部品ごとにシリアル番号が紐付けられており、単純に交換するだけでは以下のような問題が発生することがあります
ディスプレイ交換後にTrue Toneが失われる バッテリー交換後に「バッテリーに関する重要なメッセージ」が表示される Face IDが機能しなくなる 指紋認証(Touch ID)が使えなくなる 背面ガラス交換後にワイヤレス充電がうまく動作しない
これらの問題は、I2Cプログラマーを使用することで解決できる可能性があります
iPhoneでは、ディスプレイが本体とペアリングされており、交換するとTrue Tone機能が失われてしまいます。しかし、I2Cプログラマーを使用すれば、元のディスプレイからEEPROMデータを読み取り、新しいディスプレイに書き込むことで、True Toneを復元できます
True Tone復元の流れ
iPhoneのバッテリーは、純正品であってもAppleの認証がなければ「バッテリーに関する重要なメッセージ」が表示されてしまいます。これは、バッテリーのBMSチップにシリアル情報が紐付けられているためです
I2Cプログラマーを使うと、元のバッテリーのBMSデータをコピーし、新しいバッテリーに移植することで、通知を回避できる可能性があります
バッテリー認識エラーの回避手順
iPhone X以降では、Face IDがディスプレイと連携しているため、ディスプレイ交換時にFace IDが機能しなくなることがあります。I2Cプログラマーを使えば、元のFace IDデータを移植することで、Face IDを維持できる可能性があります
iPhoneのTouch ID(指紋認証)は、ホームボタンと本体がペアリングされているため、ホームボタンを交換すると指紋認証が使えなくなります。I2CプログラマーでEEPROMデータを復元することで、一部の機種ではTouch IDを復活させることが可能です
背面ガラスや充電モジュールを交換すると、ワイヤレス充電が正常に機能しなくなることがあります。I2Cプログラマーを使うことで、ワイヤレス充電のIC情報を復元し、機能を回復できる可能性があります
一般的な修理店では対応できないような高度な修理が、I2Cプログラマーを活用することで可能になります。スマホの修理は年々難易度が上がってきていますが、こうした専門ツールを活用することで、より多くの症状に対応できるのが強みです
弊社でもこの機器を導入しているため、通常の部品交換だけでなく、より高度な修理が可能です。
I2Cプログラマーは、スマホ修理におけるEEPROMデータの読み書きができるツールで、ディスプレイ、バッテリー、Face ID、Touch IDなどの機能を維持しながら修理が可能 True Toneの復元、バッテリーの認識エラー回避、Face IDやTouch IDの復旧など、通常の修理では対応できない問題を解決できる 弊社でもこの機器を導入しているため、より高度な修理が可能です。修理後の機能制限を気にする方は、ぜひご相談ください
スマホの修理でお困りの方は、お気軽にご相談ください
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