スマホ修理前にやるべきバックアップ方法【Android編】
なぜスマホ修理の前にデータのバックアップをするのか?
スマホの修理の過程で端末が初期化される可能性や、部品交換でデータが消えてしまうことがあります。今までの大事な写真や連絡先が消えるのは悲しいですよね。そうならないためにもバックアップが必要なのです。
具体的なAndroid バックアップ 方法をまとめてみました
Androidスマホのバックアップ方法
主に3つのバックアップの方法があります
1.Google Oneを使う
2.パソコンに保存
3.SDカードに保存
特に、Googleが提供する「Google One」を使ったバックアップは、シンプルで確実にデータを守れる方法です。
1. Androidバックアップ方法① Google Oneの自動バックアップを設定する
Google OneとはGoogle アカウントに付属するクラウドストレージを活用し、スマートフォンのデータを自動で保存できる機能です。
- アプリデータ
- 通話履歴
- 連絡先
- デバイスの設定
- SMSメッセージ
- 写真・動画
さまざまなデータをカバーしています。「自動バックアップ」を有効にすると、Wi-Fi接続時にスマホのデータが自動的に保存されます。
設定手順
- 設定アプリを開く
- [Google] → [すべてのサービス] をタップ
- [バックアップと復元] → [バックアップ] を選択
- [デバイスをGoogle Oneでバックアップ] をオンにする
- バックアップする項目(写真・動画・アプリデータなど)を選択
※バックアップ完了まで最大24時間ほどかかる場合があり、完了すると対象データの下に「ON」と表示されます。
Androidバックアップ方法② Google Oneの手動バックアップを行う
手順
- 設定アプリを開く
- [Google] → [すべてのサービス] をタップ
- [バックアップと復元] → [バックアップ] を選択
- [今すぐバックアップ] をタップ
これでその時点のデータがGoogle Oneに保存されます。
Google Oneを使ったAndroidデータ復元の手順
復元方法
- スマホの初期セットアップ画面で Googleアカウントを追加
- 利用可能なバックアップが表示されるので選択
- 復元したいアプリやデータを選んで実行
これで、保存されていたアプリ・設定・通話履歴・SMSなどが自動的に復元されます。
復元時の注意点
- 古いAndroidバージョンには復元できない
→ バックアップ作成時より古いOSバージョンの端末では復元不可。
- Android 9以降でのみ利用できる機能がある
→ 復元できない場合はOSアップデートを確認しましょう。
- Wi-Fi環境と充電を確保すること
→ 復元中に電源が切れるとデータが不完全になる可能性があります。
よくある失敗例と対策
- バックアップを取っていなかった → 復元できない
→ 定期的に自動バックアップを設定しておくことが必須。
- Googleアカウントを間違えた → データが表示されない
→ バックアップに利用したGoogleアカウントでログインしましょう。
- 容量不足でバックアップできなかった
→ Googleサービス内で使える15GB分の容量が無料で用意されていますが、バックアップデータを含めて、使用容量が15GBを超える場合は有償となります。
2. パソコンに保存
- 写真や動画など大容量データに最適
- Windows:USB接続 →「ファイル転送」を選択 → ドラッグ&ドロップ
- Mac:「Android File Transfer」アプリを利用
2. SDカードに保存
- 対応機種ならSDカードにコピー可能
- 水没や破損でデータが失われるリスクあり
おまけ LINEのバックアップ方法
LINEでは、バージョン12.13.0以上から 6桁のバックアップ用PINコード を登録できるようになりました。このPINコードを登録しておくことで、以下のメリットがあります。
- バックアップを取っていない場合でも、直近14日間分のトーク履歴を復元可能
- 異なるOS間(iPhone ⇔ Android) の機種変更でもトーク履歴を復元できる
- 同じOS間なら、直近14日分+バックアップデータをまとめて復元できる
つまり、PINコードを登録しておけば、急なトラブルでもLINEの大切なデータを守ることができます。
LINEトーク履歴を守るには「バックアップ+自動バックアップ」が必須
LINEの引き継ぎで失敗しがちなポイントは、 アカウントの引き継ぎ操作だけで安心してしまうこと です。実際には、トーク履歴を復元するために 事前のバックアップ が必要です。
自動バックアップをおすすめする理由
- 定期的にトーク履歴をクラウドに保存できる
- 万が一の機種変更や故障時にもすぐ復元できる
- 毎回手動でバックアップを取る手間が不要になる
バックアップを取り忘れるリスクを防ぐためにも、LINEの設定から「自動バックアップ」を有効にしておきましょう。
LYPプレミアム会員なら「プレミアムバックアップ」が利用可能
LYPプレミアム会員は、さらに強力なバックアップ機能「プレミアムバックアップ」を利用できます。
プレミアムバックアップで引き継げるデータ
- 過去のトーク履歴(テキスト / 写真 / 動画 / ファイル / ボイスメッセージ)
バックアップ不要で引き継げるデータ
- アルバム・ノートに保存したデータ
- 友だちリスト
- 購入済みスタンプ / スタンププレミアム利用情報
- LINEポイント残高
- プロフィール情報(LINE ID・アイコン・ステータスメッセージ)
- グループ / 連動アプリ・サービス情報
- LINE VOOMの内容
- オープンチャットの直近6カ月分のトーク履歴
引き継ぎ時に注意すべきデータ
同じOSに引き継ぐ場合
- 購入済みのLINEコイン残高
- 一部の有料アイテム(マンガコイン、ゲーム内通貨など)
異なるOSに引き継ぐ場合(iPhone ⇔ Android)
- 購入済みのLINEコイン残高
- 一部の有料アイテム(マンガコイン、ゲーム内通貨など)
引き継げないデータ
まとめ:LINE引き継ぎの失敗を防ぐ3つのポイント
- 事前に バックアップ用PINコード を登録しておく
- 「トーク履歴の自動バックアップ」を設定しておく
- OSごとに引き継げる・引き継げないデータを確認する
LINEのデータはプライベートでも仕事でも重要です。
機種変更やスマホのトラブルに備えて、設定を見直すことをおすすめします。
バックアップ・データ移行の注意点
- Wi-Fi環境を整える:不安定な通信では失敗のリスク
- バッテリー残量を確認:途中で電源が切れるとデータ損傷の可能性
- 保存先の容量をチェック:GoogleドライブやiCloudの空き容量不足に注意
- アプリごとの仕様を確認:SNSやゲームはサービスによって移行方法が異なる
- 情報漏洩対策:SDカード保存時は紛失・盗難に注意
以上が主なAndroidのバックアップ方法になります。
スマホの不調は予測できません。そのため定期的にGoogle Oneのバックアップを利用しておきたいですね。